右玉 対 四間飛車 頻度最多の攻防
今回は右玉党が振り飛車を相手にする際、
最も多く現れる（あゆみ調べ）攻防について解説しますぴい。
図がその場面ぴい。
駒の配置に違いはあるが、飛車、銀、桂、歩はほぼこの位置であるぴい。
出だしが四間飛車で無くても、振りなおしてからこの形になることも非常に多いぴい。
正しく受ければ互角ながら、右玉側は囲いを大きく乱されるので、非常に嫌な攻めであるぴい。
では、解説していきますぴい。
△４五歩に対しては▲同歩の一手。無条件に取り込まれてはいけないぴい。
続く△同桂には ▲４六歩と再生させるぴい。同桂だと同銀で勢いを付かせてしまうぴい。
当然、△３七桂成とくるぴい。
ここで▲同金が最善だが、▲同玉も悪手という訳ではないぴい。ただ自ら攻めに近づく分、▲同金の方が無難であるぴい。
これで攻めが一段落したように思えるが、
まだ終わりではないぴい。
△３五歩が攻めを続ける一手。これも取り込まれてはいけないので▲同歩の一手。
そこで再度△４五歩と合わせるぴい。
以下、▲同歩、△同銀、▲４六歩に、△３六歩が突き捨ての効果であるぴい。
どう応じても金銀交換が防げないぴい。
以下は▲同銀、△４六銀、▲同金、△同飛、▲４七銀、△４一飛、▲４六歩といった進行や、
▲４五歩、△３七歩成、▲同玉、△４五飛、▲３六銀打、△４一飛、▲４六歩といった進行が予想されるが、いずれも互角の戦いであるぴい。
右玉側は玉形は乱れているが、歩得であり、後手は銀桂がさばけているぴい。
解説は以上ぴい。
初見だと正確に対応できたとしても、かなり時間を使ってしまうと思うので、
右玉党としてはここまでの変化は頭に入れておきたいところぴい。
