STEP2 基本的なルールを覚えよう!!
基本的なルールを覚えよう!
動かし方は覚えられましたか?
もしまだでも、ブログを読みながら徐々に覚えていきましょう!
さぁ、動かし方の次はルールについてご説明していきます!
将棋にも他のスポーツ同様に様々なルールが存在します。
まずはその中でも基本的なものから覚えていきましょう!
1.駒の配置を覚えよう
2.相手の駒を取ろう
3.取った駒を使おう
4.二歩を理解しよう
5.成(なり)を理解しよう
6.投了について知ろう
1.駒の配置を覚えよう
将棋は9×9の81マスの中で繰り広げられるゲームです。
図の様に手前3列が自陣、奥3列が敵陣、真ん中が戦場になっています。
次は駒が並んだ状態の図を見てみましょう!
『えいっ!』
ボンッ!
このように最前列の中央から王、金、銀、桂、香と並び、
2段目の左から角、飛車3段目には歩がずらっと並びます。
特に飛車と角の位置は間違えやすいので、何度も自分で並べて覚えましょう!
2.相手の駒を取ろう
相手の駒は王だけでなく、全て駒を取ることが可能です!
勝つためには相手の駒を取って戦力を奪うのがとても有効な手段なのです!
動かし方が分かればすぐに理解できると思いますので、実際に駒を取ってみましょう!
『とうっ!』
ボンッ!
この図の中で、相手の駒はいくつ取れるでしょうか?
全て取れましたか?
飛車や角、香は遠くからでも駒を取ることができます!
全体を良く見て、駒の動きを把握しましょう!
3.取った駒を使おう
先ほど取った駒は、なんと自分の持駒として使うことができます!
このようなルールは囲碁やチェスにはなく、このルールによって将棋はとても奥深いものになりました!
これも実際に問題を解いていくのが理解しやすいと思います!
いくつか代表的なものを解いてみましょう!
『おりゃ!』
ボンッ!
飛車と角が一つ間を空けて並んでいます。
このような形で相手の駒を取るのに適した駒があります!
どの駒を使うのが良いか考えてみましょう!
正解は桂を打ちます。
これでどちらかは必ず取れるようになりました!
この場合はどうでしょう?
やはり金か飛車のどちらかを取りたいです。
正解は銀を打ちます。(角を打っても正解です)
これでどちらか取れるようになりました!
いかがでしたか?
取った駒を有効的に使えましたでしょうか?
持駒は自由度が高く、その分上手に使っていくことが上達の1歩です!
4.二歩を理解しよう
取った駒を使う際にもルールがあります。
基本的に持ち駒はどこに打っても良いのですが、
・動かすことのできない場所に打ってはいけない・同じ列に歩を2枚置いてはいけないというルールがあります。
”二歩”というのは同じ列に歩を二枚置くという意味で反則行為のことなのです。
図で見てみましょう
この中で自由に歩を打つとします。
では、ここに打つとどうでしょう。歩は前に一つしか進めませんので、この歩はずっと動くことができませんね。
なのでここに打つことはできないのです。
同じように香と桂も前にしか進めませんのでこのように
動けない箇所に打つことはできません
また歩は同じ列には打てないので、
赤の部分には打てないのです。
しかし、と金の列には打つことができるので青い部分は大丈夫です。。
では確認です!
下の図にはいくつか反則行為が含まれています。
見つけてみましょう!
見つけられましたでしょうか?
特に二歩はプロでもやってしまうミスなので十分注意しましょう。
5.成(なり)を理解しよう
次は駒の動かし方で出てきました、駒のパワーアップについてご説明していきます!
パワーアップさせることを成ると言います。そしてそれには条件があります!
その条件とはズバリッ…敵陣に侵入することです!
先ほどの図で表すと赤い部分に自分の駒が侵入すれば成ることが出来ます!
また持ち駒であれば敵陣に打ち、そこから移動させることで成ることが出来ます!
しかし、このパワーアップには2点ほど注意点があります。
1つ目は1度成ってしまうと、元には戻らないということです。
『せっかく強く成ったんだから戻る必要ないじゃん』
と思われるかもしれませんが、時には成らない方が良い場面もあるのです!
では、成った方が良い場面か成らない方が良い場面を見極めながら問題を解いてみましょう!
『おりゃりゃりゃーーー!!!』
ボンッ!
成った方が良い駒と成らない方が良い駒があります。
考えてみましょう!
いかがでしたか?
成った方が良い場面と成らない方が良い場面の違いは理解出来ましたでしょうか?
勝つためには非常に重要なテクニックですので、何度も確認して覚えましょう!
6.投了について知ろう
基本的なルールの最後に、投了についてご説明していきます。
【投了】とは自分で負けを相手に伝えることです。
つまり勝敗がついたということを意味します。
将棋で勝つ方法は相手の王を取るとご説明しましたが、正確には取る一手前で勝負がつきます。
王様はとても大切な駒ですので、実際に取ってしまうのは失礼は行為になってしまいます。
将棋は相手に敬意を払うことをとても重んじるゲームなのです。
実際に投了するタイミングを見てみましょう!
上の図は王様がどこに動いても金で取られる状態で、金を取っても銀に取られてしまいます。
なのでこのような形になったら次の手を指さず、『負けました』と相手に伝えます。
では、こちらはどうでしょう?
王様はどこにも動けませんが、金でこちらの金を取ることができます。
さらに銀で金を取り返しても、王でその銀を取ることができます!
なので、この場合は投了する必要がありません。
最初の内は少し難しく感じるかもしれませんが、勝敗に関わるとても大切なことです。
さらに詳しく見ていきましょう!