step5 王様を守ろう!
王様を守ろう!
Q. 逆に相手が攻めてきたらどうするの?
A.攻めと同様に守りにも形があります!しっかりと王さまを守ってあげましょう!
攻めを覚えたら次は守りですね!実際に対局したことがあれば、攻めは楽しいけど、守るのは難しいし大変…と思った方も多いことでしょう。
その気持ちよくわかります。
いつの時代においても、攻められる(責められる)というのはとても辛いものですよね…
あゆみも子供の頃はよく親に…
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しかし、この守りにも実にさまざまテクニックが存在し、とても奥深い世界なのです!
守ることを将棋では“受ける”と言います。この受けが上手な人は皆、将棋そのものが強いです!
相手がどう攻めてくるかが分かるということは、逆に自分がどう攻めるべきかということにも応用できますよね!
王を守るための手段は主に3つあります!
①味方の駒を増やして王を守る
②王の逃げ道を作って上げる
③王を守りながら相手を攻める
1つずつ見ていきましょう!
①味方の駒を増やし王を守る
相手は金を持っていますので、このままでは詰まされてしまいますね。
持駒もありませんし困りました。
しかし、よく見ると遠くに角がいますね!
この角を使ってピンチを脱しましょう!
王の隣まで持ってくるのが上手な使い方です!
敵陣から引き上げ来たので馬にパワーアップし、王が一気に安全になりました!
②王の逃げ道の作って上げる
こちらもとても危険な状態です。相手の持駒も飛車、金、銀と豊富で守りきれそうにありません。
上手く王の逃げ道を作ってあげましょう!
端の歩を動かして上げるのが良い守り方です!
動かす前は横に1つしか動けませんでしたが、これで上の方に広い道が出来ました!
③王を守りながら相手を攻める
今度はどうでしょう。
現状は龍で攻められていて、王も端っこにいて逃げれそうにありません。
絶体絶命のピンチですが、どうやら相手の王もピンチのようです!
守りつつ攻める手はないか考えてみましょう!
この角打ちで立場が逆転します!
龍からの攻めを遮断しつつ、相手の王を狙っています!
逆に相手が守らなければいけなくなりました。
龍で角を取ってくれば王で龍を取り返し、こちらだけが安全になります。
いかがでした?
このように王を守るには、全体を広く見ることもコツなのです!
次の記事では、代表的な守りの形(囲い)をいくつか紹介していきます!
さまざまな守りの形(囲い)を覚え、受け上手のドMになりましょう!!!
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